社会福祉法人 近江和順会

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新着情報

2020.08.16

特別養護老人ホームレーベンはとがひら従業員及び特養入居者の新型コロナウイルス感染者の発生について【第十四報】

2020年8月16日(日) 当法人内の施設:特別養護老人ホームレーベンはとがひらにて発生しました”新型コロナウイルス感染症”の第十四報を報告させていただきます。

 

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「キーワード:コロナ悪」

 

「新型コロナウイルスは恐い」とほとんどの人が思っていることでしょう。新型コロナウイルスの感染拡大力は非常に強いように感じます。重篤な症状になる方もおられますし、亡くなられる方もおられます。

 

今回、レーベンはとがひらのクラスターで本当に恐いと感じたことは、症状を感じる人がないまま、気がついた時には広がっていたという事実です。新型コロナウイルスは、感染したことに気づくことが難しいという恐ろしさがあります。

 

そして、「新型コロナウイルス感染症を恐れる人の気持ち」も恐ろしさのひとつだと感じました。

新型コロナウイルスに関係すると、その人自身の生活が脅かされるだけでなく、同居する両親や配偶者、子供、孫などの生活にも影響が出ています。仕事に行けなくなったり、学校や習いごと、デイサービスなどに行けなくなったりしています。

 

新型コロナウイルス感染症の取り扱いの中で、感染者は入院対応となり、治癒した状態で退院となります。濃厚接触者は、14日間は発症の可能性があることから、健康観察のため自宅待機となり、その後の感染リスクはなくなります。その他の人については、基本的に感染させるリスクもなければ制限されることもありません。

これらのことを踏まえると、感染者の同居家族等は濃厚接触者となり14日間は仕事や学校に行けなくなる可能性があります。濃厚接触者となった方の家族については、生活に制限を受ける必要はないことになります。また、濃厚接触者にもなっていない方の家族等の生活が制限されるということは間違った扱いとなります。

 

新型コロナウイルスに対して、正しい知識がないまま、排他的な感情を抱いていないでしょうか。新型コロナウイルスに関係しているから「拒否する」、新型コロナウイルスが出たところだから「恐い」という感情は、正しいとは言えません。これらの感情や対応を勝手に「コロナ悪」と呼んでいます。

 

いつどこで感染するかわからない社会の状況になっています。わたしもあなたもすでに新型コロナウイルスに感染しているかもしれません。自分が新型コロナウイルスに感染したとしても、家族が感染したとしても、一緒に働く仲間が感染したとしても、正しい理解を持って対応できる社会になることを強く願っています。

 

 

 

 

 

 

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